カテゴリ: 読書

ブログネタ
オススメ小説Σ( ̄Д ̄;) に参加中!
タキの借金の総額は500円やったちうわけや。
多喜二の初任給が70円やったちうから、現在の200万円くらいやろうか。
21歳の若者には大金であるちうわけや。
やけど返金に努力したいちう言葉は嘘ではなかったちうわけや。
この手紙を書いたときから9カ月後、多喜二は銀行の年末賞与と友人に頼み込んで借りた金で、タキを救い出す。
店にただ通うだけでいっぺんも肉体関係を結んだことのなかったタキを“身請け”したさかいあるちうわけや。
多喜二の父はすでに死去し、母と弟が細々とパン屋を営んでいたちうわけや。
生活は苦しかったが、タキの身の上を多喜二から聞いた母のセキは、賞与の全額を彼女のために使うことに賛成したちうわ。
解放されたタキは母親のもとにいったん身を寄せたが、母親の再婚相手も生活に困窮しており、また売られる危険があったちうわけや。
そうした事情を知って、オノレたち家族が暮らす家にタキを引き取るよう多喜二にすすめたのは、母のセキやったちうわけや。
タキの前歴を知った上でのことであるちうわけや。
彼女が引っ越してきた日、セキは赤飯を炊いて迎えたちうわけや。
秋田の小作農の家に生まれ、小学校にも行けへん貧しさの中で育ったセキは、どないなときも、不幸な境遇にある人にためらいなく手をさしのべたちうわけや。
一緒に暮らすうちにタキの真面目さを知り、実の娘のようにかわいがったちうわけや。
やけど半年あまり経った頃、タキは黙って小林家を出るちうわけや。
多喜二は目が真っ赤に腫れあがるほど泣き、心当たりをすべて探したが、タキはどこにもおらへん。
あの無口で、おとなしい、恥かしがりやのタキちゃんが、さらさら赤の他人の前に出て、オロオロしながら、他人の気持ばッかりを考えながら、冷たい気持を、涙で包んでいるのか、と思うと、俺の胸は小刀でクザリクザリと破られ、刻まれるような、現実の痛さを感じるちうわけや。
日記がわりのノートに多喜二が記した文章であるちうわけや。
多喜二がタキを、オノレが一方的に庇護すべき、か弱く頼りまへん存在だと考えとったことがよくわかるちうわけや。
せやけどダンさんタキは、あてもなく家を出たさかいはなかったちうわけや。
多喜二がようやっと探し当てたとき、彼女は小樽市内の病院に住み込みで働いとったちうわけや。
自活して生きようと決心しとったさかいあるちうわけや。
お勧めサイトのご紹介や。
家庭用水素水サーバー
【Lourdes ルルド】は水素濃度1.2ppmを実現した、家庭用水素水サーバーや。
広島県立大学が「水素豊富電解温水は繊維芽細胞の1型コラーゲンの産生と酸化ストレス抑制、ケラチン生成細胞の細胞障害の抑制を伴って紫外線照射によるシワの形成を軽減する」ちう臨床試験を行っていますわ。
その際に使用されとるのが、1.13ppmの水素水なんや。
そのことから、肌の改善の効果を期待するのであれば、1.13ppm以上の水素水が有効とされていますわ。
もし、肌ケアの範囲まで広げるのであれば、水素水の濃度が1.13ppm以上のものを撰んでおくんなはれ。
飲料だけでなく、水素水は皮膚に染み込むので、お肌の改善にもええや!

ブログネタ
おすすめの本 に参加中!
読書をはじめた時期から、オノレの部屋で椅子に坐って本を読むことは稀やったちうわけや。
これでは近代的自我や内面が発達しなくても当然やろうわ。
結果として自然主義文学や、その系列の純文学には、なんの興味もない人間ができあがったのかもしれへん。
ちうのは半分冗談にしても、では、どないなふうに読書しとったのか。
二宮金次郎に学んだわけではおまへんが、小学生時代はもっぱら、道を歩きながら本を読んでいたさかいあるちうわけや。
小学校三年まではマンガばかり読んでいたちうわけや。この子は字が読めへんのではおまへんかと、母親は心配しとったようや。
ちなみに購読しとったマンガ雑誌は「少年」で、「鉄腕アトム」と「鉄人28号」に夢中やったちうわけや。
四年生のとき学校の図書室で、たまたま講談社の少年少女世界文学全集の棚を見つけ、試しに一冊引っぱりだしてみたちうわけや。
ライダー・ハガードの『ソロモンの洞窟』であるちうわけや。
これが無類の面白さで、途中でやめることやらなんやらできず、家に帰るまで歩きながら読み続けたちうわけや。
その日以来、放課後に図書室の本を借りだしては、読みながら帰宅するのが日課となるちうわけや。
親や教師に、自動車に轢かれたらどうする、危険やからと禁止されたが、もちろんやめる気やらなんやりまへん。適当な返事でごまかしとったちうわけや。
交通事故にこそ巻きこまれなかったが、視力は急速に低下したちうわけや。
ボウズ用にリライトされた『ソロモンの洞窟』(完訳版は創元推理文庫『ソロモン王の洞窟』)に出遭わなければ、近眼にならへんやんだかもしれへん。
いっぺんに、小説家になろうとも思わなかったはずや。
三十歳で作家デビューした直後に、長大なSF伝奇小説『ヴァンパイヤー戦争』を書きはじめたちうわけや。
全十一巻のうち三巻分は、物語の愉しさを教えてくれたライダー・ハガードへの感謝を込めてアフリカ篇としたのやけど、できあがりはどないなものやろうか。

ブログネタ
あなたのおすすめ に参加中!
志賀直哉は明治十六年(一八八三)生まれ。
東京の映画発祥の地、神田錦輝館で「エジソンの発明した活動写真」を見ておるから最も古くさい映画ファンと言えるちうわけや。
後年、原節子との対談で「日本に一番初めに映画が入って来たときから観とるんやから」と誇っとるちうわけや。
サイレントからトーキーへ、カラー映画へ。
志賀の映画体験は生きた映画史になっとるちうわけや。
従って本書は志賀を語りながら日本人がどないな映画を見てきたかちう文化史でもあるちうわけや。
志賀が明治四十四年に浅草の映画館で「露国文豪トルストイ伯葬儀之実写」を見た話やらなんやら、こないな映像があったのかと興味深いちうわけや。
きょうび、日本で大人気になりよったフランスの犯罪映画「ジゴマ」も志賀は見とるちうわけや。
小津安二郎が志賀直哉を尊敬しとったことはよく知られとるちうわけや。
志賀は「東京物語」をはじめ小津の映画をよく見とるちうわけや。
一緒に旅行も楽しんでいるちうわけや。
ごひいきの原節子とだけではなく高峰秀子や、映画化された「暗夜行路」で時任謙作を演じた池部良とも対談しとるちうわけや。
戦前、「赤西蠣太」が映画化された時には京都の撮影所で監督の伊丹万作、主演の片岡千恵蔵に会っとるちうわけや。
谷崎潤一郎は草創期の映画に興味を持ち、「アマチュア倶楽部」やらなんやらの脚本を書いたちうわけや。川端康成も若き日、「狂った一頁」の脚本を書いたちうわけや。
志賀はそこまで深く映画には関わらなかったちうわけや。
あくまで「パスタイム(気晴らし)」として映画を楽しんや。
純粋な映画ファンやったと言えようわ。

ブログネタ
☆気になる本☆ に参加中!
歴史的な辺境へと迫る『辺境のフォークロア』における考察の視点は、琉球・奄美から樺太・東北、小笠原諸島、ミクロネシアへとダイナミックに移動するちうわけや。
引用も多彩や。
宮古島の神話を調査したロシアの言語学者ネフスキーや、サハリンの囚人の生活を研究したチェーホフ。
さらに小笠原諸島・父島に一時暮らした北原白秋らの著作を読み解き、「人種や民族や言語が混成したトコ」の文化の生成過程や重層性を見いだす。
終章は人間ちう小宇宙と大自然の関係に触れた存在論や。
長くミクロネシアの島々に暮らした彫刻家の土方久功は、「自然と調和するための呪術や祭祀(さいし)」のような芸術の創造に取り組む。
せやけど、島民のように自然に「まるっきり抱かれきって」生きることはかないまへんと知りつつ。
文明と引き換えにうちらが何を喪失したのか、胸に迫るちうわけや。
オススメの情報をご紹介しまんねん。
まつげ育毛剤
チョッと話が横にそれてしまおったんやね。
まつげの育毛剤の中でも極めて人気が高いまつ毛育毛剤・・・・「ラティース Latisse」をご紹介したいと思うで。
きょうび、中国製の偽造品が発見されたんや。
効果はもちろんのこと、安全性において「まぶたが赤くひどく腫れてしもた」ちう問題の報告がおましたさかい、必ず正規品をご購入くれへんかの。

ブログネタ
最近読んだ本の話! に参加中!
主人公の伊澤亮介は新潟生まれの54歳。
勤めとった東京のホテルが火災を起こして失職、故郷に戻って10歳上の女性社長と結婚して10年が過ぎとったちうわけや。
会社では副社長として妻を支えるやらなんやら公わいともに充実した日々やったが、妻が事故に遭って昏睡状態に陥ったことから苦境に追い込まれるちうわけや。
これまでは情けへん男ばかり書いてきたが、亮介はナンバー2ちうオノレの居場所を受け入れ、ほんで努力する男。
好きなタイプやので、いじめたくなったんやと笑うわ。
もう一人の主人公が、10年所属したタレント事務所を辞めさせられた29歳の白川紗希。
東京・銀座のグランドキャバレーで亮介と出会った紗希は、廃虚のようなリゾートマンションの販売に苦闘する彼を追って、北海道を訪ねるちうわけや。
初めて直木賞候補に選ばれた際、連絡を待ったのが銀座のキャバレー。
ほんでどなたはんが見てもきれいなのに、うまくいかない女の子の物語が思い浮かんだと振り返るちうわけや。
初めての新聞連載小説やったため、「ビュンビュンといかないといけへんと思い、人か場所かが動くように心がけた」。
亮介と紗希ちう2人の視点で語られるのも物語のスピード感を意識したものちうわ。
「登場人物が狂気をはらんでいくプロセス」がつづられ、ケツに「書き始める前から決めとった」ちう意味深長なタイトルの理由が明らかにされるちうわけや。

↑このページのトップヘ